2017年02月01日

安倍昭恵総理夫人がフィリピン国立盲学校を訪問してくださいました(その3)

1月12日:

午後3時14分、空港から夫人の車を先導してきたと思われる警察の方々が到着します、ということはもうすぐです、どうやら予定より早まりそうです。
 午後3時17分、2代の黒い車が到着……。校長先生、私…順に握手します。
練習通りの歓迎シーンと練習道理の教室への移動、練習通りの場所に着席…、もう予定は次へ進み、総理夫人から生徒たちへのメッセージへと進んでいるのですが、なんだか「今ってもう練習じゃないんだよね?」と頭の中でボーっと考えてました。
さあ大変、着々と近づいてきてしまっている、英語スピーチの時間…、もうとにかくこれが不安過ぎてこの場を楽しむ余裕がまったくないです。

 それにしても生徒代表のメラニーのスピーチは素晴らしかったです。彼女は小学校1年生のころからこの盲学校にいるようなのですが…、さすが、今回盲学校側が生徒代表として彼女を出してきただけありますね。11念間育ててきた、自慢の生徒なのでしょう。
盲学校に通ったことで自分の可能性がどれだけ広がったかを話すメラニー、総理夫人はそれを目に涙を浮かべてじっと聞いていらしたそうです(この時私はまだ教室の脇に着席しているため夫人とは離れています)。
 15分経過、次の5分は総理夫人から生徒たちへの質問と応答です。総理夫人からは「みなさんの夢は何ですか?」という質問が投げかけられました。
「弁護士になりたいです」と答えた男の子、「先生になりたいです」と答えた女の子、そして「プログラマーになりたいです」と答えた男の子。
生徒たちみんなに夢があって、学び続けたいという気持ちが合って、真剣に授業に取り組む姿が合って…、この盲学校の教育の質は比較的高いのです。
悔しいのは、そのような教育の場にアクセスできる視覚障害児がほんの一握りに過ぎないこと、教育を受けるため彼らが宿泊している寮の環境があまりに悪いこと、そして障害者は何もできないと思われがちな社会において、彼らが夢を叶えるのは非常に難しいという現状です。

 ああ生徒たちとの質疑応答が終わってしまうではないですか、私はこの時間を迎えたくない…、何か司会の校長先生が次は石田さんによる活動紹介って言ってる…。全ての覚悟を決めて総理夫人の隣へ移動します。メディアさんたちに一斉にカメラ向けられます。
私に与えられている時間は5分、多くは話せません。団体紹介や事業概要など、パンフレットやホームページを読めば分かるようなことは話すなと、事前にアドバイスをくださった方がいます。
総理夫人の今回の盲学校ご訪問の目的の一つが石田さんに会うこと、その活動だから、なぜフィリピンの障害児教育に関わるようになったのか、石田さんだからこそ話せること、現場だからこそ伝えられることを話せと、前日色々なアドバイスをいただきました。
 だから私のスピーチは主に2点に絞ります、一つはなぜ自分が今ここにいるのか、なぜフィリピンの障害児教育に関わり始めたのか。そしてもう一つが、本事業を行う意義です。
英語だから…、日本語のように自由には話せません、語彙が限られてます。でも何とか伝えたい気はあります、そして本事業の意義を話していた時、周囲の生徒たちがうんうんと頷いてくれてたことに励まされます。
それにしても、日本人同士で総理夫人がすぐそこにいらっしゃるのに、私が英語で話して、それを夫人の後ろで通訳の方が日本語にするというのは、何とも異様な光景です。
posted by Yukari at 07:00| Comment(0) | 日記
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