2016年03月14日

どうしよう、私どこに住みましょう?

3月13日:
 日曜日は、今滞在させてもらっている家の友だちに付き合ってもらって、物件探しをしてました。3年前に部屋を探した時お世話になった不動産会社が都内ほぼ全域を取り扱ってるので、またそこに電話。
たまたま、電話応対してくれた人が3年前に担当してくれた人で、じゃあ今回も僕が担当しますと言ってくださって。これは強い味方です、安心なのもそうですし、この人は全盲である私が希望の部屋に住めるように、前回も色々と交渉してくださった人なんです。
皆さんが思ってる以上に、視覚障害者って一人暮らししようとする時にオーナーさんから断られます。仕事もしている、以前から一人暮らし経験もある、保証人もちゃんと付けると言ったとしてもです。
ペット飼いたいとか無職で収入がないとか、そういう相談ならオーナーさんも受けたことがあるわけですが、目が見えませんなんていう相談はたいていの人が初めて持ち込まれる相談なんですね。もはや目が見えないとはどういうことかの想像さえできず、目が見えなくて一人で生活できるんですかとそこから来ます。
そういう時、この人は普通に自立して生きてる人だからまったく大丈夫ですと、どれだけ頑張って説得してくれるか、どういう言葉のチョイスでオーナーさんを安心させてくれるかは、不動産会社の担当者にかかってます、何しろ就活と違って私と直接面接するわけじゃないですからね。
それでもだいたいオーナーさんは効いてきます、料理はするのか、火を使うようであれば心配だから許可できない。都内もしくは近くに家族はいるか、何かあったらすぐ来てくれるのか、たとえば週に1回など定期的に様子を見に来てくれるような人はいるのか…などなど。
何だと思ってんだって話ですが、まあこの人たちに悪気はないので仕方がないです。世の中の視覚障害者への理解って、まだまだそういうものなんだなぁと実感する瞬間です。繰り返しますが就活と違って、オーナーさんと直接会って見てもらえないのがつらいですね。

 4月からの転職先、日本での事務局は京王線の千歳烏山にあるので、私は京王線沿いで物件を探してました。それで思ったのは、中央線沿いで探した前回以上に断られる確率が高いってことです。たまたまかも知れませんが。
いやーすごいですよ、不動産会社で3時間半あちこち問い合わせてもらって、保証人をちゃんと付けられるなら視覚障害者でもOKって答えたの、たったの2件だけです!京王線沿いが一つと、西武新宿線沿いが一つ。
私のジュニア新書、こういうオーナーさんたちに配りたい!さすがの私もちょっとテンション下がりそうです、まだまだこの社会で、やらなければいけない活動が沢山ある気がしますね。
これって、たいていのオーナーさんが年配である、その年齢層の問題なんでしょうか?それとも、一人暮らしってなると、駅で障害者を見かけた時の対応などとはまた話が変わってくるのでしょうか?
あるいは、私の友達たちなど一部の人達がむしろ例外であって、世の中ってこれくらい障害者に関わった機会がなくて、もはや想像もつかない生命体である…、実はその認識がまだまだ大多数なのでしょうか?

 以前から書いているように、来年度も日本で暮らすのは合計5ヶ月ほどで、半年以上は家賃を無駄にしながらフィリピンで生活するので、なるべく安いところに住みたくて、最初は月額3万円以下で探そうとしたのですが、さすがにお風呂付いてるところは残って無くて…。
仕方がないので3万5000円まで上げて、候補は一応あったのですが軒並み視覚障害者を断られ…。かなり妥協して月額4万円まで上げて、それでようやく見つかったのがたったの2件だったのです、その内一つは管理費入れると4万円超えてますし。
でもだって、4万円でさえ、1年の内7カ月はフィリピンに住むとなると、来年度28万円無駄に捨てるんでしょ?無理でしょ、これ以上家賃上げられないですよね?私だって、普通に日本で暮らすのであれば、月額5万円は出して快適なところに住みますよ。

 それでとにかく、4万円以下で出て来て視覚障害者OKって言ってくれた、京王線沿いの1軒だけ見に行ったんです。多磨霊園と言って、新宿から40分以上離れた、はっきり言って東京都は思えないレベルの田舎です。
そもそも京王線で長府駅より西に行ったことがなくて、長府を過ぎた瞬間、突然世の中の雰囲気が変わることに愕然!何て言うか、ホームに下りても人ほとんどいないですし、よく言えばのどかな風景、まるでおばあちゃん地にでも遊びに来た、次の電車は30分来ませんって言われたら信じそうな雰囲気の駅たちが並びます。
いや、これはのどかなんだ、きれいな空気と静けさはリラックスにいいことだと言い聞かせて、これ無人じゃないかって感じの改札を出るのですが、それにしても人いない。駅前にお店があるわけでも、バス停があるわけでもなく、普通の路地でとりあえず1軒コンビニ。見に行った物件までの徒歩5分ほどで見かけたお店はこのコンビニだけです。
友だちと歩く、住宅地の中を曲がりくねる細い道…、ところで人はどこにいるの?さっきから日曜日の午後3時半なのに、誰にも会わなくて本当に怖い、何だかひそひそ声でしゃべったほうがいい気分になってくる、この静けさが本当に怖い。昼間でこれでしょ?無理ですよ、仕事帰りに暗くなってからここ歩くの本当に怖いです。
もう物件に着く前から私の心は折れかけてます、こんなところ住めない、たとえ家賃4万以下でも住みたくない。
それじゃなくても、安い物件を探してたせいで、さっきの不動産会社で、担当の方が問い合わせてくださったら事故物件だった…、前の居住者がお風呂で亡くなってた…みたいな、そういう物件に問い合わせちゃったことも数時間前にあったので…。
もちろん、今向かってるところは事故物件ではないんですけれど、そういう話し聞いた後だから、こんな人気のない道通って、誰もいない部屋に、古びたアパートに入って行くの本当に怖いんです。

 部屋を見て、物件はまあ悪くはなかったんですけれど…、もう無理無理。とにかく駅から徒歩5分なのに、それでも昼間から人にほぼ会わないこと、気味が悪い静けさ、今は友達と一緒ですがここに一人暮らし…、来たこともない田舎の土地…、無理です怖いです。
あと、日本よりは治安が悪かったフィリピン帰りの私としては、人が通らない道を暗くなってから歩いて帰ることが本当に怖いです、これ絶対いつか痴漢に遭う、しかも誰も助けてくれる人通らない。
ああ怖かった、行かなければよかった…、さっきから怖いしか書いてませんね私。午前中は障害者差別に心が折れ、午後は変質者と幽霊の恐怖に心折れそうです。
 でもこれではっきりしました、私、長府より向こう側の京王線沿いの田舎には住めない。西側の田舎に行けば家賃下がるって思ってたんですけれど、もうそういう問題だけじゃないです、帰り道に人が通らな過ぎて怖いです。
家賃、最大限妥協して4万5000円まで上げれば、もうちょっと人がいるところに住めるでしょうか?45000円まで上げれば、もう事故物件を聞いてしまうこともないかなぁ。でも年間30万円以上も捨てれない…。
どうしましょう、私どこに住めばいいんでしょ?
posted by Yukari at 21:56| Comment(0) | 日記
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