2016年01月31日

アジア比較教育学会

1月28日:
 お久しぶりです。1月28日から29日にかけて、アジア比較教育学会が行われ、フィリピンの都市部に宿泊してました。荷物になるので、パソコンは持って行っていなかったのと、前日の27日は、2日間仕事や論文や色々から離れるので、その準備でバタバタしてたりで、ブログ更新が滞ったのでした。
前回の、10月にオロンガポで行われた会議に招いていただいた時は、まだ入社5ヶ月で有給休暇が取れなかったので業務として行かなければならず、そうすると「三日間の会議で写真50枚撮ってこい」という、全盲の私にいったい何を求めたのか謎な支持が出たりして面倒だったので、今回はもう有給が取れることもあり、完全にプライベートで参加です。
 アジア比較教育学会は2年に1度行われているらしく、今回の主な主催者は、フィリピン大学の先生方と日本の先生方二人で、みんな私の知り合いでした。だから、学会を見学させてもらえませんかって先月聞いたら、すぐにOKが出たんですね。
それだけじゃなくて、普通に参加すると100ドル(12000円くらい)を払わなきゃいけないらしくて、主催者がゲスト・スピーカーとして呼んだことにすれば無料で参加できるからと手配してくださって…。
そんなこんなで、別に研究が素晴らしいからとか業績有る学者だからとかぜんぜん関係なく、参加費を無料にしてあげるためにっていう理由で、私のゲストスピーカーが決定しました。
 でも私としては、いやいや冗談でしょ、学会というちゃんとした場で、しかも日本から知り合いも来る場所で、私は前に出たくない…、私たんに見学したかっただけなんですけどと、もうこの日まで、発表が嫌で嫌で仕方がなかったのですが。

 10月のオロンガポで行われた会議は、フィリピンの小学校や高校で教えてる先生方が主な参加者だったので、別に理論に基づいた難しい話しとかする必要無くて、事例を基にフィリピンの視覚障害児教育の現状を話して、未就学児への教育支援が必要なんですって訴えかければよかったんですね。
でも今回は、300人中フィリピン人は半分だけ、日本人50人、その他の外国人100人ほどっていう割合で、ほぼ全員大学教授もしくは博士課程在学者です。2年くらい前に、熊本大や早稲田で行われたインクルーシブ教育勉強会にいらした先生方など、私の知り合いもけっこう来ます。
嫌ですよぉ、私そういうメンバーのところで前に出たくないですよ。ってか半年前に修士課程終えたばかりとかたぶん私だけですし。今回は適当なこと言うと、根拠はとか具体的にとか論理がどうとか違う意見の文献もあるとかつっこみ怖いですし。
 発表嫌すぎて、前日まで何も準備せずに、当日相変わらずの私のやり方で、パワポもレジュメもなしにアドリブでしゃべることとなりました。

 しかも、これが相変わらずのフィリピンの適当さなんですけれど、メインの主催者の一人であり、私と一緒にプロジェクトを実行しようとしているフィリピン大学の先生から、私の発表は2日目の29日って聞いてたんですね。
でも、学会前日の27日の夜に、日本から来ていた博士課程の人とフェイスブックでやりとりしてて、「石田さんは明日発表だね」って言われて私びっくり。「え?明日なんですか?」と。
その人が改めてプログラムを確認して送ってくれたのですが、確かに28日の3時半からのセッションとなってます。…いや聞いてないし。1日目だったら今日準備しなきゃいけないじゃないか。もう前日の夜9時ですし。
 翌朝迎えに来てくださったフィリピン大学の先生に、若干のもんくも込めて、「私、自分の発表29日って聞いてたと思うんですけれど、今日なんですか?プログラムによると、今日の午後って書いてあるらしいんですけれど」って言ったら、
「え、そうなの?ちょっと後でプログラム確認してみようね」だそうです。あなた主催者代表でしょ。ちなみにこの先生の発表は2日目の29日の午前中だそうです。

 この先生がやってくださったことはもう一つあって、私の発表が28日の3時半からと分かった後、「君が発表の時は君の部屋に聞きに行くね」とおっしゃってたんです。参加者は300人なのですが、全員が集まる広間で行うセッションはほとんどなくて、たいていは8個くらいの教室に分かれて行われていました。
一つのセッションが1時間半で、8個の教室に各グループ4人か5人の発表者がいて、一人当たりの持ち時間は15分。つまり1時間半の間にだいたい40人くらいが発表することとなり、そういうセッションが2日間で5回あります。だから300人の参加者の大部分が発表者なんですね。
 ところで、私は先生が絶対来てくださるものだと思って、密かに楽しみに先生の姿を探してたわけですよ。なのに、けっきょく私たちのセッションのその場に、先生は現れなくて。ああ、忘れたに違いない、あるいは有名な人だから途中で誰かに話しかけられて捕まったかなって思ってたんです。
28日の夕食時に、先生を見つけたので、「先生…、セッションの時来てくださるって思ってたのにぃ」と冗談で不満をにじませます。
「いやー、ごめんごめん、聞きに行くつもりだったんだけど、君と同じ時間帯に別の部屋で僕も発表者だったみたいなんだよ」…??「え?今日だったんですか?先生の発表明日じゃなかったんですか?」
「明日だと思ってたんだけど…、今日だったみたい。いやーびっくりした。聞きに行けなくてごめんね」だそうです。大丈夫でしょうかこの主催者?

あ、これでも、ものすごく偉い人ですよこの先生。フィリピンでは、ゲストで呼ばれて発表などした後に、サーティフィケートと言って、証明書みたいな物が贈呈されるんです。主催の代表者から贈呈されて、それを持った状態で記念写真を撮るのですが。
この証明書に書かれている代表者名などが、このフィリピン大学の先生ですし、開会の挨拶や閉会の挨拶など、ここぞという時にスピーチする1番偉い人です。でも、これほど発表者が多い国際学会だと、先生も自分の発表時間がいつかさえ分からなくなってたみたいですね。
posted by Yukari at 03:19| Comment(0) | 日記
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