2016年11月10日

聞いて下さい、今になってフィリピンでの事業内容変わったんですけど?!!(前半)

11月2日から6日:

 これまで皆さんが知っていた情報としては…、フリー・ザ・チルドレン・ジャパンでは、フィリピン国立盲学校に、11年生・12年生向けの寮を建設するため、クラウドファンディングを通してその建設資金を集める…はずでした。
11月1日くらいまで、私たちもそのつもりでした。10月30日には、フィリピンチームの子どもメンバーである中高生たちと、新宿の東南口前で街頭募金を行い、3時間で60274円も集まって、世の中まだまだ捨てたもんじゃないなと感動したんです。
ハロウィン募金と言って、仮装して立っていたのでコートも着られず、この日から気温が12度近くで、ものすっごく寒かったんですけれど。

 先月フィリピン国立盲学校の校長先生が変わりました。詳しく言えば、16年近く校長先生だった人が、裏の聾学校も合わせた障害児学校全体の代表で、教育省との仲立ちをするような一つ上のポジションに挙がり、盲学校のナンバー2だった先生が校長に就任しました。
フィリピンって代表が変わると、言うことが180度変わることがよくあります。フィリピンに限らず途上国ではよくあるらしいですが…、たとえ学校や団体、政府と約束していても、代表が変われば白紙に戻るのです。
前の校長先生は、2012年度より教育制度が10年から12年に延長されて学生数が増えることに伴い、学内の空き地のところに3階建ての11年生・12年生向けの寮を建設したいと言っていました。
新しい校長先生は最初、空き地に建設するのではなく、シロアリ被害でだめになった古い校舎を一つ取り壊し、そこのほうが土地が広いので、2階建ての寮を建てたいと言ってたのです。この時はまだ、寮建設予定地が変わるだけで、事業そのものの修正は必要ありませんでした。
 その状態で私がフィリピンへ渡航したのですが、盲学校の上にある教育省に確かめたところ、そのシロアリ被害の校舎の跡地には、数年後に幼稚部や音楽課向けの教室を建てる計画がすでに政府の方で決定されていたらしく。
建設計画って政府のほうで勝手に立てるので、校長先生さえ確認するまで知らなかったのです。したがって突然、新たな寮建設ができなくなったんです。

 既存の寮は本当は70人向けなのですが、2段ベッドを30センチ間隔くらいで無理やり詰め込めば、一応96人分入ります。現在64人が寮に住んでいるのですが、96人入るなら、11年生12年生が増えてもとにかく入るんじゃないかと今の校長先生は言います。
ただし既存寮も築46年で、木製の屋根がボロボロになっていて、太陽の熱が中に直接伝わって、天井も低いので熱が内部にこもり、お昼前でも寮の気温が35度を超えたりしているため、こんなところに96人詰め込んだら、熱中症で死んでしまいます。
したがって、既存の寮の屋根だけ改修したいそうです。屋根を1番外側がスチール製、その舌に断熱材を入れて、天井に近い部分が木製という3重構造にすることで、風化しにくく、太陽の熱が内部に伝わりにくくなります。
さらに、現在は平天井で、ベッドの上の段と天井との間は70センチもないのですが、天井を屋根と同じ三角にすることで、天井が高くなり、内部も広くなって熱がこもりにくくなります。
※ 次の記事に続きます。
posted by Yukari at 19:43| Comment(0) | 日記

久しぶりにフィリピンへ!

11月1日から5日:
 ブログ更新が滞りすぎて、もはや先月のことを記憶もあやふやなまま書くのもなんなので、思い切って飛ばして今月に行きます!
11月1日から5日、約8カ月ぶりにフィリピンへ行ってきました。同僚と二人で出張だったのですが、今回の主な目的は三つ。
一つ目。フリー・ザ・チルドレン・ジャパンでは、フィリピン障害者支援事業のため、11月17日から2月15日まで、クラウドファンディングと言って、インターネット上でご寄附を募ります。
その際、毎日新着情報をアップするのですが、色々とクラウドファンディングのページに載せるための現地の写真や動画を取りに行ったのです。なにしろ9月まで予算不足でフィリピン現地に行けなかったので、私たちは事業地の写真を持っていませんでした。去年度撮影したものは、前の団体のクレジットがあるので使用できません。
二つ目の目的は、そのクラウドファンディングを行うに当たって、「事業のためには本当にこの金額を集める必要があります」という証明書をクラウドファンディング会社のほうに提出しなければいけないので、証明書となる見積もりを取るため、そして一緒に事業を行う盲学校の校長先生などとも打ち合わせをするためでした。
そして三つ目は、現地の日本大使館を表敬訪問し、ご挨拶と、そして色々相談をさせていただくためでした。

 クラウドファンディングで人目を引くためには「写真が命」、いくら私が現地の状況や必要性を伝える文章書いても、第1印象の写真で中身を読む気になってもらわないと読んでもらえない…ということで、現地でプロの日本人カメラマンを雇ったくらい、本気で力入れてます!
現地で撮影した写真や動画は、今後インターネット上やその他色々なメディアに載り、団体としても様々な用途で使うので、「記録に残っても大丈夫なように、この1週間肌の調子が万全になるように気を付けてて」という、謎の指示が事務局長から出てました(笑)

 さて久しぶりのフィリピン着陸!温かい…いや熱いです、日中気温31度…みたいな。この排気ガスたっぷりの汚染された空気と、重体のクラクションや各お店の音楽、車などでとにかく騒音となった雰囲気が懐かしいです(笑)
動画撮影のため同行した同僚はフィリピン2度目。前回も目的地に直行しただけの出張だったらしいので、ほぼ初めてに近いです。
 空港前で、安全なタクシーを選んで宿泊先へ。タクシー内も、英語しか話せない観光客だと思われると料金を高めに制球されるので、なるべくタガログ語で話して、フィリピンには慣れてる、相場は分かってるぞというのをアピールします。
ところで前回フィリピンを離れてから8カ月。その感、家庭教師で中学生に英検3級程度の英語を教えてた以外は、英語なんてほぼ使ってないので…、もはやタガログ語どころか英語さえ話せる気がしなくなっていた私。
でも現地へ来ると、意外とタガログ語も思ってたより覚えてる物です。コンビニで買い物するくらいならできますし、相手が言ってることは8カ月前と同じくらいなら分かります。

 宿泊先到着…って、え?これなの?すっごい古い、大きな家みたいなペンションですけど。部屋にはクーラーさえ付いてなくて扇風機だけ、インターネットのワイファイはロビーでしか使えないって言う。
私が去年フィリピンにて、どこかに宿泊した時は、フィリピン大学から招かれたゲストスピーカーとかだったので、朝はバイキングがついてる、部屋に洗面用具があるのが当たり前なホテルに泊まれたんですね。
そして9月に同僚とモンゴルへ出張した際も、外務省さん負担だったので、やはり部屋でもインターネットが使えるビジネスホテルのようなところだったのです。
なんとなぁくその癖がついて、今回歯ブラシも石鹸も、部屋で履くスリッパなども持ってこなかった私…、今回の宿泊先に、そんなものが付いてるわけもなく。まあ、宿泊費二人で1泊2500円ほどですからね。
はい、NGO職員だってこと忘れてました、ホテルなんて贅沢な物、私たちには手が届かなかった…、それにしても、宿泊しているところとは別館にあるロビーでしかインターネットが使えず、そこにはコンセントがない、ワイファイも安定しないのはきついです。
posted by Yukari at 19:00| Comment(0) | 日記

2016年11月02日

900人を前に1時間講演(後半)

10月13日:
私がブログを更新できてなさすぎてもはや1カ月近く前の話しになろうとしてますね。前回の記事の続きです。

 寝不足と緊張とで朝から調子が悪い状態で群馬県に到着、午前中は精神保健福祉の分野で活躍した方々の表彰式や、知的障害者施設、そして麻薬使用者の社会復帰を助ける施設の利用者さんたちによる音楽発表でした。
 お昼に出されたお弁当は、調子が悪いせいかお腹まったくすいてなかったので食べられず。13時20分からがいよいよ私の講演です。
 今回、大会のテーマそのものが「誰もができることのある社会を目指して」みたいな…、まあ明らかに私の本から取ったものなんですけれど、つまり私の講演も、共に生きる社会って何だろう?っていうのがテーマです。したがって1時間の講演は、ほぼ本の要約です。
本番が始まるまでは人並みに緊張しますが、ステージに上がってもうやるしかないって追い込まれると意外と冷静にできるので、今回も狙ったかのように見事に1時間には収まるんですけれど…。はたして何割が最後まで起きてくれてたのかは知りません。

 講演が終わって、控室に戻って温かいお茶を飲んでて。10分休憩した後は、3人のゲストによるパネルディスカッションがあるので、まあ控室にいてもいいのですが、せっかくだから見に行くかと休憩が終わる直前くらいに会場へ戻ろうとしたんですね。
 舞台裏から直接会場に出られないので、1度外へ出てぐるっと回るのですが、外へ出たところ、私が通るであろう場所で、障害者施設の人達など20人くらい待ってくれてて。
この日、気温が15度くらいで寒かった中、私が休憩時間控室でお茶飲んでたせいで、たぶん10分くらいお待たせしてしまったのです。
皆さんと写真撮ったりなどなど。その後群馬の上毛新聞の取材があって、一応翌日か何かに、ものすっごく小さい記事でちょっと載ったようです。
こうして、講演の後待ってくださってて、声かけてくれた障害者施設の人達に会えたことが、この日1番嬉しかったことだと思います。

 全てが終了した後、私やパネルディスカッションのゲスト3人、そして群馬県庁の方々や大会実行委員長の先生などで色々写真を撮りました。
実行委員長の先生からはその日の夜、二人で写ってる写真が、
「ツーショットの写真は、これだけを見るとまるで不倫でもしているかのような写り方になってしまいました。もしご使用になる場合は、誤解が生じないよう慎重にご検討ください」という謎のメッセージと共に届きました。
いや、たんに二人で写ってるだけの写真見て、不倫の証拠写真だと思うのはあなただけですから……。
 お昼に食べられなかったお弁当は、持って帰って夕食においしくいただきました。
posted by Yukari at 21:17| Comment(0) | 日記