2016年08月30日

自分らしく力発揮できるところ

8月24日:

 先日アップした記事と似ているんですけれど、FTCJの同僚や、クライアントである子どもたちに感謝したエピソードが他にもあるんです。
8月16日から19日にかけて、千葉で行われていたFTCJ主催のテイク・アクション・キャンプという宿泊研修のようなイベントに、一人視覚障害の学生が参加してました。全体の参加者は30人ほどで、小学校6年生から高校3年生です。
 申し込みはしたものの、ご両親は心配らしく、わが子が他の健常者の参加者から意地悪されたり仲間外れにされる可能性はないか、何かに困った時スタッフがどこにいるか分からず探せない場合はどう対応してくれるのかなど、色々問い合わせが来てたんですね。
FTCJのイベントに参加してくれる子どもたちって、社会のために何かしたい、力になりたいって思ってる子たちが多いので、まさか障害者がいじめられたりとかそういうことは絶対起きないだろうと分かってはいるんですけれど、まあご家族の心配も分かります。

 そして迎えた宿泊研修当日。色々心配だったようで、1日目はその視覚障害学生のお母さんがイベントを見学していらしたんですけれど。
FTCJの同僚たちは、わざわざ「この子は目が見えないので、皆さんサポートしてあげてくださいね」などとは言いません。見てれば何となく、参加者の子どもたちは分かってますよね、この子目が見えてないんだなって。
ただし、分かっててもどうしたらいいか分からず最初のころは話しかけてくれないので、最初はスタッフ(とくに大学生インターン)たちが率先してその子の移動の際の手引きや、何かをグループワークで書きこむ際の代筆などをします。
その様子を見てて、なるほどそうすればいいのかと思えば、その内他の参加者の子どもたちが自然とやってくれるようになるからです。

 わが子が参加者の一人に手引きされてるのを見て、お母さんがその子に「面倒見てくれてありがとうね」っと言ったそうなのです。
するとその参加者が、本気で「え、何のことですか?」って感じの反応したらしくて。

 初日はイベントの場にいなかった私なので、これは同僚伝いに聞いたのですが、一連の話しを聞いて、自分が6年半前初めてフィリピンへのスタディーツアーに参加した時のことを思い出しました。
FTCJのイベントに参加した初の障害者は私でしょう。スタツア参加者に知り合いなどもちろんいなくて、初対面の16人と10日間フィリピンへ行く…、迷惑にならないか付いて行けるか、不安じゃなかったと言ったら嘘になります。
そして、皆さんご存知のように、このスタツアで私は「自分はここにいていいんだ」「世の中は親が言うほど障害者を邪魔だとは思ってない」って感じることになるんです。みんな私を手引きしたりするのを本当に迷惑だとは思ってない、それどころか通訳など私にもお返しできることがあって。
 たぶんですが、今回の宿泊研修に参加してくれた視覚障害学生は、以前の私と同じような経験をしたんじゃないかと思います。

 資格障害者だけの集まりの中で、自分が自分らしく行動し、ありのままでいられるのは当たり前ですが、健常者の中に一人入った状況かで、そのように自分らしくのびのびいられる状況ってそんなに多く無い気がしています。
不思議なことに、FTCJの同僚たちや子どもたちには、そういう、私たちがありのままを出せる雰囲気があるんです。何でしょうね、うまく説明できないんですけれど。

 ところで最後に!
ようやくFTCJのホームページに、フィリピン視覚障害者教育支援事業の紹介ページができました!フィリピン国立盲学校内への寮建設の資金集めも、このページから行っています。
事業ページ
http://www.ftcj.com/international/where/philippines_spd.html
少なくとも600万円は集めるっていうプレッシャーを抱えておりますので、皆さんのご支援、よろしくお願いいたします。
posted by Yukari at 18:44| Comment(0) | 日記

2016年08月21日

同僚たちに感謝

8月17日:
 フリー・ザ・チルドレン・ジャパンでは、8月16日から19日まで、テイク・アクション・キャンプという宿泊研修のようなものを千葉で行っていました。小学校5年生から高校3年生までが対象で、30人ほどが参加してくれました。
キャンプと言ってもテントを張るほうのものではなくて、色々なワークショップやゲスト・スピーカーからの講演などを通して、国内外で起きている様々な問題や状況について学び、同時に自分自身の特技や能力について見つめなおし、その上で興味を持った社会問題に対して自分は何ができるのかの活動計画を立てるものです。
国際的な問題としては貧困や紛争や児童労働などを採りあげますし、国内外両方に共通するトピックとしては児童買春(JKビジネスなどを含む)や障害者関連、あとは国内のいじめ問題なども取り上げます。
職員が全体のとりまとめを担当しますが、FTCJでインターンをしてくれている大学生などが各チームのファシリテイター(先導者?)となって、その大学生たちが主に各チーム向けのワークしょぷなどを行います。
年齢によって意見や経験の幅も変わってくるので、ディスカッションしたりする時のチームは年齢別です。
 そういうわけで、主にキャンプをマネージするのは大学生たちなので、私たち職員はあまり担当してないと言いますか、このキャンプに3泊4日泊まり込んでる職員は二人だけなんですけれど。
私も泊まり込みグミではなく、17日の自分のセッションがある日だけ千葉へ向かいました。天気予報では17日の朝に台風上陸することになってて、電車止まったらどうしようって思ってたのですが、意外と何ともなかったですね。

 私に与えられていた持ち時間は1時間。ちなみに、ゴールデンウィークに行われたテイク・アクション・キャンプの時は45分だったのですが、この障害児共育のセッションが参加者に予想以上に好評だったことから、持ち時間長くなりました!
「障害者になぜ教育が必要なの?」というトピックで行うセッションなのですが。軽く自分がフリー・ザ・チルドレン・ジャパンに関わるようになったきっかけなど自己紹介した後、まずは身近なところから…、手引きの仕方など視覚障害者への簡単なサポート方法を実践してみます。
参加者たちはこの後の予定を知らないのですが、実はこの後「ブラインドランチ」と言って、アイマスクしてお昼を食べるんですね。そういうのがあるので、スープひっくり返したりコップ倒す人が出ないように、食器を一通り用意して、資格障害者が食事する時の工夫…みたいなのも、軽く実演します。
そういうのを紹介したうえで、私たちはこれらの方法を学校で習いました、障害者にとって学校で学ぶのは、学問的知識だけじゃなくて生きるすべなんです…っという話しをしたうえで、じゃあ学校に行けなかったら障害者の人生はどうなってしまうんだろうと、フィリピンの視覚障害者たちの話しへと繋げます。
最後は15分近くのんびり質問コーナーを取り、障害者関連でもフィリピン関連でも何でも質問を受け付けます。いつも、時間内に全員の質問を採りあげられないくらい出ます。

 さてところで。そういう手引きの方法を一通り伝え、時間に余裕があったので、じゃあせっかくだからペアになってこの部屋の中を1周してみましょうってことにしたんですね。
参加者の中にはこのキャンプのリピーターがいて、すでに私のセッションを2回以上聞いてる人たちがいるので、同じことの繰り返しだと飽きるでしょうから、2回目以降の人は今回は手引きされる側の役になってください…と。
そうやって、前に出て来てもらってペアを組み合わせている最中。私が可能なら本当はどういうことをしたいのかを察した同僚やインターンの学生たちが、とくに障害物など何もなかったコース上に、わざとナガ机とナガ机の間を通り抜けなきゃいけないような狭いとこ作ったり。
どこから持ってきたのかすのこみたいなの置いて段差作ったり…。椅子がランダムに置かれた間をジグザグと通り抜けなきゃいけないところ作ったり。ペアを組み合わせているわずか2分弱の間に、即興で障害物競走みたいなコースを仕上げてくれたんです。
そのコースは見事に、段差の時はどうするかとか、狭いところを通り抜ける時はどうするかとか…、先ほど伝えた方法を全て実践しなければいけないようになってました。単なる部屋1周だったはずがとたんに難易度が挙がり、これは盛り上がります。

 それにしても、私は同僚たちに別に何も言ってません。私が何をしたいのか、みんなが察して動いてくれたんです。それも2分以内にコースを作り上げる見事なチームワークで。
その他にも、基本的には1時間の持ち時間、私が自由にセッションを信仰できるようにし、さりげなく代表者が話しの内容に合わせてフィリピンの盲学校の授業風景の写真などたまにパワーポイントで映し出してくれてたり、
手引き実践のペアを組み合わせる時などだけ、すっと職員一人近づいて手伝ってくれたり。それがあまりにも自然で、本当に私が私のままでのびのびできるんです。
FTCJでのフィリピン・スタディーツアーを通して、自分にできることを見つけましたよね?あのスタツアの時、私はここにいていいんだって思えましたよね。そういう雰囲気は、やはり今も続いています、ここは各自の良さや能力見事に引き出して活かして尊重してくれる不思議な雰囲気があります。
見事なチームワークで私のセッションをサポートしてくれた同僚やインターンさんたち…、私の自慢の同僚たちですね。資格障害者が働きやすいNGO、ここにありました。

posted by Yukari at 10:03| Comment(0) | 日記

2016年08月20日

川遊び

8月13日:
 誰か夏を満喫するのに付き合ってほしいとフェイスブックにも書いていたところ、数人の同級生や後輩たちから連絡が来て。その内の一人、「海行きましょう」と書いてくれてた子と土曜日に出かけました。
ちなみに、その前日である金曜日、いつものように朝伴走車と公園を走ってる時に、明日友達と海行くんですって話したら、「一緒に行く人は女性?男性?」って聞かれて。
「一緒に海に行くような男性がいたら、私は相手探しなんてしてません」って答えておきました。はい、女同士プラス牡の犬ですがなにか?

 前日までその後輩は「私が車出すんで、うちの愛犬と一緒に海までドライブとかいかがでしょ?」って言っていたのですが。前日にトラブル発生、その子のご両親から、家族ならまだしもあなたの運転で先輩を車に乗せるのはだめだ…って言われたらしく…。
おっともしかして私たちの海水浴はなくなるのか?それか電車で海に行くか、もはやたんにその辺のカフェでお茶とかにしてしまうか…などと前日の夜まで予定が決まらず。
 彼女がご家族と相談し、高速道路に乗らないのならば車を使ってもいいという許可が。高速を使わずに海まで行くのはものすごく時間がかかってしまうので、下道で行ける常呂、でもせっかく水に入る気分になっていたんだからと、奥多摩の川に行くことになったんです。

 翌朝、犬と一緒に車で迎えに来てくれた後輩。このワンちゃんがですねぇ、まぁものすごく愛想がいい、誰にでも愛されるタイプの人間から褒められるポイントをよく心得てる子なんですけれど、どうもクレヨンしんちゃんレベルにお姉さんにしか寄って行かないことが判明!
家族の中でも女の子であるその後輩のことが1番好きですし、私と会った時もテンションマックスですし、犬を連れて入れるカフェに入ったのですが、順番待ってる時に寄ってきた子どもたちに対しても、女の子に触られた時の方が機嫌がいい!!
さらには、川辺で1度リードを外してその犬を離したのですが、そーっとそーっと隣のブルーシートのカップルのところに近づいていき…。挨拶程度に彼氏さんの手にチュッてやってから、彼女さんにまっしぐら!!
帰り道で寄ったガソリンスタンドでも、窓を拭いてるお姉さんに愛想振りまいて、「かわいいねぇ」と窓から手を入れてなでてもらって大満足。どうでもいいですが、そのお姉さんに届くために窓に伸び上がろうと私を踏み台にするんじゃない!

 奥多摩まで車で片道2時間近くかかったのですが、後輩が運転してくれてる間、ワンちゃんは助手席の私の膝の上。
行の最初1時間はとにかくテンション上がっちゃって落ち着かない、まだ1歳なので若者の体力は無限です。私は動物好きなので、久しぶりに触れ合う動物に、日頃の色々癒されました。
 犬を連れて入れるカフェが少ないからか、そもそもこの辺りにお店が少ないからか、ここが人気だからか、川沿いのカフェは1時間以上待ち、たぶん1時間半は待ちました。私と後輩は、2年くらいゆっくりは会っていないので、互いのここ2年や今の仕事の話しなどがつきません。
私が頼んだワサビの冷製パスタ。水がきれいなところにしか、ワサビって育たないんですね?小指くらいの大きさのワサビと、ワサビ用の目の細かいおろし金みたいなのが出て来て、自分でワサビをすりおろしてパスタに好きなだけかけるっていう、斬新なメニューでした。

 川に下りてみて、まあ私たちが思っていた以上に奥多摩の水は冷たいことに気づきます。これはちょっと泳ぐには寒すぎる、たぶん上半身を入れるとお腹痛くなりそうです。
この時私も後輩も、中には水着を着てるので全身濡れても大丈夫なんですけれど、とりあえず上はtシャツ、下はショートパンツという恰好のまま、ワンちゃんだけが全身ずぶ濡れで泳いでおります。
泳いでると言うより、後輩に「行ってこい」って帆織り込まれて、全力で川をさかのぼって私たちのところまで戻ってきてるんですけどね。戻ってきたワンちゃんを、私か後輩のどちらかが抱き上げるので、川には上半身浸けていないのですが、びしょ濡れのワンちゃん抱っこするおかげで何だかんだ服も濡れてます。
それにしても、川底が透けて見える、本当にきれいな川でした。太陽の下川で水遊びっていうのが…、いかにも「夏」ですね?

 川辺に挙がってきてただいま4時30分。私がブルーベリーが食べたいとか、ソフトクリームがいいなと言ってたので、後輩が調べてくれて、まさにブルーベリー・ソフトクリームを食べられるところを発見したのですが。
えっとここが午後5時までらしく、さあ大変、急いで向かわなきゃ!カーナビによると、ここから20分かかると出てます、さて間に合うか?
 お盆の初日でしたし、みんなも5時前には東京方面に戻ろうとして道は渋滞してて、けっきょく5時までに間に合わなくてブルーベリー・ソフトクリームは食べられなかったんですけれど。
帰り道、さんざんはしゃいで疲れ切ったワンちゃんは、私の膝の上で熟睡、私たちがしゃべってても、ちょっと同じ向きで膝に乗られてるのは足が疲れてきたから体制を変えてくれと動かそうとしても、もはや頭を上げるだけで起き上がる気力もないくらいの雰囲気で寝てます。

 私の言えの前に到着、膝の上にいたワンちゃんを運転席の後輩に渡し、鞄を持ったりしていたら、ワンちゃんもここで私だけが下りるんだと気づいてしまったようです。後輩の手を振り切って助手席側に飛んできて抱き着いてきて。
あわてて運転席側にもう1度連れ戻されるワンちゃん。「分かった分かった、あんたがあっち行きたいのはすっごく分かったから。すっごい寂しそうな顔してますよ。由香理さんのこと大好きになっちゃったね」
外に出て、車の窓越しに、窓から飛び出してきそうなほど別れを惜しんでくれるワンちゃん。後輩とはまた近い内に会うんじゃないかと思うんですけれど。
 往復で4時間近くも運転し、夏を満喫させてくれた後輩に感謝ですね。
posted by Yukari at 13:58| Comment(0) | 日記