2016年07月24日

サフラン賞の授賞式まで(後半)

7月21日〜23日:
※ 前の記事の続きです。

エピソード3: スピーチが気が重すぎて当日調子悪くなる!
 石田のだめだめエピソードは続きます。こうして、けっきょく前日になってもまだまだ授賞式でのスピーチの内容なんてゆっくり考える時間がなかった私。前日も夕方まで仕事でしたし。
ところで、何か金曜日の朝から喉が痛くて、のど飴などでごまかしてたのですが、まあ明日授賞式ですし早めに寝ようと思って、夜9時過ぎには布団に入ったんですね。夜中に、頭痛と吐き気で目が覚めたんです。
何なんですかこれは?珍しく、頭が割れそうな頭痛。時計は夜中の1時前。喉も痛かったので柚子茶など飲んで、再び布団へ。ちょっとウトウトして3時ごろ、さらにひどい頭痛と吐き気で目が覚めて。
もう薬しかないと頭痛薬を飲んだのですが、初めてですね、飲んで30分たってもまったく効いてない。熱があるわけではないんです、ただ寝てても立ち上がっても座っても何しても常に頭が痛い。
頭痛から吐き気を催し、何も食べてないのに朝5時過ぎにはお手洗いに駆け込むこととなります。お昼には家を出なければならなくてあと5時間もすれば出かける準備を始めなきゃいけないんです。
もうこれ、お気に入りのワンピースとかアイシャドーは何色とか言ってる場合じゃないですよ、私会場まで辿りつけるかな、受賞者が休むわけにはいかないですから。25分のスピーチの場には立てたとしても、そこまで辿りつけるかどうかが、この頭痛では難しいです。
 万が一のことを考えて、朝6時半ごろ、主催団体の方に頭痛と吐き気に襲われてることを連絡します。そうしたら、私が前日からスピーチが自信無い、不安だ、行きたくないと騒いでることを知ってるその職員から、
「落ち着いて下さい。まずは深呼吸をしましょう。スピーチが終わってしまえば元気になりますよ」って返信来たり、スピーチさえ終わればおいしいご飯が待ってますよ、食べられなくても僕がデザートをお持ちしますなど、子どもみたいに食べ物でつられてる私!だから吐き気するんだってば!

 朝8時を過ぎたころ、ようやく頭痛が落ち着いてきて、今日連れて行ってくださる方にも、調子が悪いけれどとにかく行けそうなくらいに落ち着いてきたという連絡をします。
そうしたら「涼しいから、もう少し寝たらどうですか?準備しなければいけない時間になったら電話して起こしますよ」と。もうこうして、裏でまた関係者に迷惑かけまくるこの感じ。
ちなみにこの後、朝9時から10時ごろまで寝たら、ようやく寝始めたばかりなので起き上がりたく無くてまだ寝たくて、10時40分とかまで布団の中でモゾモゾしてて。あら大変、10時40分、待ち合わせは12時半です!
ここからシャワー浴びて、そのお気に入りのワンピースとボレロ…、メイクして…って、もう12時じゃないか、12時20分には家出るんんじゃなかったでしたっけ?「10分くらい遅れますごめんなさい」とメッセージ入れて。
何か食べたら万が一吐き気をもよおすと怖いので、何も食べずに向かいます。理事長さんの息子さんに迎えに来ていただきながら、しかも朝も起こしてもらっておいて、10分遅刻する…もう最低私。
あ、私たち受賞者や主催団体の職員は授賞式開始の1時間前に会場入りしているので、待ち合わせに10分遅刻とは言っても、会場に着いてるのは開始の1時間以上前です。

 もうスピーチが不安過ぎて、行く道も嫌だ嫌だ言ってるのですが…、会場となるホテルの入り口でさえも「本当に入るんですか?このままどこか行きませんか?」という無駄な抵抗を示しながら容赦なく連れて行かれます。
私の不安の原因は幾つかあって、もう一人のチャレンジ賞が音楽のプロの方で、いわゆる人前でのパフォーマンス慣れしてる上に、今日も持ち時間の25分で、スピーチと楽器演奏をする予定なんですね。
そういうパフォーマンスの後の私ですよ、スピーチだけで25分持たせるしかない私ですよ。確実にやりにくいじゃないですか、何か会場のテンション下がるじゃないですか。
さらに、私をサフラン賞受賞者に選んでくださったシニアの方々や、視覚障害関係者の多くの方々が、勝手に私は「国際協力の舞台で活躍してる、うまく行ってる」って思ってるんですね。
でも、皆さんご存知のように、フィリピンでの事業は助成金取れなくて開始時期未定だったり、所持金は着々となくなってて私の10月以降の雇用が怪しかったりなど、正直ぜんぜんうまく行ってません。何とかしようともがいてることは確かなのですが、結果には繋がって無いですね。
私をサフラン賞に推薦してくださった方からは、授賞式の場で実は事業がうまく行って無いというネガティブな話しはするなと言われてました。高校時代の体験から途上国の視覚障害児教育支援に携わりたくて、いよいよフィリピンでのプロジェクトマネージャーとして就職した、今後の活躍に期待!みたいなところで止めて置けと。
でもそれ、嘘じゃないけど嘘になりますから。何か無理やりいい麺だけ言って私をむりやり「すごい人」かのように見せるのはもう繕いきれなくなっていて。だから実は何も成し遂げられていないこと、そういうの含めて現状を正直に話そうと決めてました…、それには、それなりの覚悟もいるのです。
 もう一つは、昔は比較的プレゼンやスピーチが得意だった私。今でも1度も失敗の経験はないのですが、回数を重ねると「いつかこう順調にはいかない時が来るんじゃないか」と、逆に最近怖くなってきたのです。

 そういうわけで、スピーチの直前に、式典の中で受賞者二人と理事長さんなどでの記念撮影があるのですが、そういう記念に残ってしまう写真、私の表情がものすごく硬いです。だって、スピーチ終わってから撮ってくれればいいのに、自分のスピーチ開始の30分前とかに撮るんですもん。
 一応、追い込まれれば諦め着いて乗り越えられるので、別に今回も、何事もなく25分のスピーチは終えていますし、その後の会食もご挨拶すべき人とは名刺交換するなど、やるべきことは果たしているのですが。
 だから、これまでに書いてきたようなだめだめエピソードを事前に引き起こして、身近な人に迷惑かけまくっていたことは、たぶん当日の参加者には気づかれてません。
やっぱり本調子ではなくて、沢山食べると気分悪くなりそうだったので、せっかく和食のコースみたいなのが出たのに、前菜ちょっと、煮物の野菜だけ、茶ワムシ二口、デザートはフルーツだけ…みたいな、3分の1も食べられなかったですけどね。

 史上最大に自信なくて頼りなくて迷惑かけまくってお騒がせだった受賞者として、関係者の伝説にこっそり残ったことだけは間違いないと思います。
posted by Yukari at 23:56| Comment(0) | 日記

サフラン賞の授賞式まで(前半)

7月21日〜23日:
 7月23日の土曜日は、先月の審査委員会で受賞者として選んでいただいた、サフラン賞の授賞式でした。なのですが、まあこのトラブルメーカーの私が何事もなく授賞式を迎えたわけもなく。
今回の記事では、授賞式前の、色々「伝説」だと言われたエピソードの数々をお話しします。

エピソード1: 頑張るとこ間違ってる!!
授賞式では、女性部門であるサフラン賞に選ばれた私と、もう一人男性部門であるチャレンジ賞に選ばれた人とが、各自25分のスピーチをするように言われてました。というわけで、多少なりとも本番25分しゃべる準備はしておいたほうがいいわけです。
そんなことはなんとなぁく頭にありながら、私が一生懸命力を入れてたのは「23日に、髪質や肌質などのビジュアルレベルを久しぶりにピークに持って行くよう調整したい!」!?
イギリス留学中やフィリピンで働いてたころほどのストレスはないはずなのですが…、現在仕事を三つ四つかけもちしてて、寝るためだけに家に帰るような生活が先月から続いている今、またしても色々と見た目の調子がよろしくなかったんですね。
そんな姿で、ステージに25分たつ、記念写真撮られる…、いやありえない!そう思って、先週くらいから本気出して、肌荒れの治療行ったり、美容院行ったり、かならず野菜食べるようにしたり、毛が細い人のダメージへぁケアに特化したシャンプーに変えたり…。
さすがにね、そうやって多少お金もかけて本気出すと、人間の肌質髪質なんて1週間ほどでずいぶん回復するんです!そして、私が1番お気に入りのとっておきのワンピース、これは年に2.3度しか着ない特別仕様のものなのですが、それが23日に搭乗予定でした。
 まあそうやってビジュアルレベル回復に力を入れていた追い込みである21日に、今回のサフラン賞に私を推薦してくださった方と、食事に行ったんですね。その方は、私が最近23日に向けて努力してることはご存知だったのですが。
食事するフィリピンレストランに入って向かい合って座って、確かに肌荒れほとんど改善されたね、効果あるんだねなどと言われてて。ところで、25分のスピーチの内容は考えたの?っていう話しになって。
「いや、それが…。私何しゃべればいいと思いますか?だって、去年の60周年式典のスピーチの時は、奨学金いただいてた奨学生代表としてのスピーチだったので、だいたい話すように求められてる内容が分かってたんですけれど。
今回、求められてる内容が分からないんです、あまりに自由すぎて。私別に何かを成し遂げたわけでもないですし、25分しゃべるようなこともないですし…、どうしたらいいんですか?」と相談したところ、
「見た目にこだわってるより、もっとやったほうがいいことあるんじゃないの?」と…そうなんです、中身がともなってないこの漢字。肝心なるスピーチの内容は本番40時間前にして何一つできあがって無かったっていう…。

 エピソード2: 前日に「ところで明日何時からですか?」って聞いた受賞者!
 主催者の息子さんとそれなりに最寄駅が近いので、23日はその方と最寄駅で待ち合わせて、会場まで連れて行っていただく約束でした。
それで、木曜日の夜に「土曜日って、何時に待ち合わせましょうか?」ってメッセージ送ったら、「何時に行きたいの?」って返事が返ってきて。
「え、あれ?ところで、土曜日って何時から始まるんですか?」!!他力本願過ぎた私が悪いのですが、主催者の息子さんが連れて行ってくださるイコール彼が予定等は全部ご存知に違いないと勝手に思ってて、開始時間も会場も行き方も木曜日の夜まで知らなかったんです!
その方に、受賞者はあなたなんだから自分で問い合わせろと言われて、いやーでもねぇ、今からメールしたら、出勤時間になって主催団体がメールを見るのが金曜日、前日じゃないですか。
前日に、ところで明日何時からですかって聞いてきた受賞者がいるって…、別の意味でまた変な伝説になってしまいました。実際、問い合わせたらやっぱり冗談半分に「伝説ですね!」って言われましたし。
 あの、一応誤解の内容に付け加えておきますと、別に私は、けっして授賞式を軽視しているわけでも、やる気がないわけでもないんです。ただ前日まで色々バタバタしてて何事も直前に思い出してぎりぎりで対処するような毎日が当たり前になってしまっているのと、単純に何かが抜けてるんです。
※ 次の記事に続きます。
posted by Yukari at 23:35| Comment(0) | 日記