2016年06月15日

サフラン賞の受賞者に選んでいただきました

6月15日:
 記事タイトルの連絡は、一昨日、月曜日には受けていたのですが、もう公表してもいいのかどうかが分からなくて。でも、もう一人の、チャレンジ賞の受賞者が、今日フェイスブックで発表していたので、私も公表してもいいのかなぁと思ってここに書きます。
 日本の若手視覚障害者で、職業自立していて活躍している人に、毎年男女一人ずつ贈られる賞があります。男性ならチャレンジ賞、女性ならサフラン賞です。
それで…、本当に私でいいのかなと今でも恐れ多いのですが、今年のサフラン賞の受賞者に、選んでいただきました。
 皆さんぜひ、インターネットで過去のチャレンジ賞、サフラン賞の受賞者一覧をご覧になってみてください。知ってる名前、沢山出てくると思います。そしてその業績見て、なるほど、こういう人たちが選ばれるんなら納得って思うはずなんです。

 だからこそ、だからこそ私が震え上がってるわけです。私でいいのかと。
これまでの受賞者の業績見ると、「若手」と言いながらも皆さん30代で受賞してて、つまりある一定のところまで上り詰めた後、何かしら達成して、完成形の状態で受賞してるんです。
絶対、どこからか批判来るって覚悟してます。石田でいいのか、早すぎるんじゃないか、まだ社会に出始めたばかりじゃないか、いったい何を達成したって言うんだ、未完成じゃないか…って思ってる人、きっといると思います。
20代での受賞者は、初めてらしいです、…ごめんなさい。過去の受賞者と比べると年齢が若すぎる、未完成過ぎることは本人が1番自覚していますので…、だから授賞式もちっちゃくなって参加しますので、どうか見逃していただけると、あまりいじめないでいただけると…、嬉しいです。

 私は、受賞した喜びよりも、「自分でいいのか」という戸惑いのほうがまだ大きいのですが、でも嬉しいこともありました。サフラン賞受賞をフリー・ザ・チルドレン・ジャパンのスタッフのライングループで伝えた時、「おめでとう」「さすが」などと数分のうちに5人以上からライン返ってきて。
 7月23日に授賞式があるのですが、そこに3人だけ招待してもいいよと言われていて。最初に私がお名前を挙げさせていただいた3人は、招待するまでもなく、すでにその式典に参加予定の方々だったみたいで。
私、本当なら、本当なら1番呼びたい人は、やっぱり高校時代の恩師なんです。高校生のころ唯一私の可能性や未来信じてくださった人、そこから何があってもずっと見捨てずに応援し続けてくださった人、私の育ての親だから。大切な人に順番とかつけたくないですが、でもこの先生だけどうしても世界で1番、特別ですから。
ただし、先生がお忙しいことは知っていて、石田の授賞式ごときに、お時間を取っていただくほどのものでもないな、かえってご迷惑かなと色々迷って。でも、たぶん先生の参加は無理ですが、それでも本当はお招きしたかったっていう気持ちだけでも伝えたくて、ダメ元で電話しました。
結論から言いますと、やっぱりその日はお仕事で参加は叶わなかったんですけれど。それでも先生が、「会場どこ?何時から?」などと聞いてくださって、先生なりになるべくなら時間合うなら出席しようとしてくださったんです。もうそれが、本当に嬉しくて。

 高校時代の恩師にはお招きしたかった気持ちだけ伝え、高3のころから浪人を経て今までずっと9年間お世話になっている、二つの点訳グループの代表者の方々をご招待させていただきました。
私のジュニア新書にも出てくる、お手紙やマフラーやチョコレート届いたり…、そんなエピソードに出てくる二人の方々です。
点訳者の方々は、いつもボランティアで助けてくださっていて、私はお願いするばかりで何も返せないから。感謝を本の中に書くとか、こうして授賞式にご招待するとか…、それくらいしか何もできなくて、心苦しいんですけれど。
 3人お招きできるのでもう一方。まだ連絡が取れていなくてお時間を取っていただけるか分かりませんが、やはりジュニア新書の高校時代に登場した「国語の先生」です。
もしお忙しくて参加は無理だったとしても、私がお招きしたかったっていう気持ちだけ伝えたいです。本当に、今私が生活していられること、今があること、上述した方々のおかげですから…。

 で?20代初のサフラン賞受賞者…、そんなかっこいいエピソードで私の周囲が片付く…、わけないんです!私もう、最初からやらかしましたからね今さっき。
そのチャレンジ賞、サフラン賞を主催している団体の月刊雑誌の7月号で、今年の受賞者と受賞者からのコメントを紹介するらしく。だから、受賞者コメントを書いてお送りしたんですね。
そのたった300時以内の文章において、石田由香理、日本語の使い方間違ってたんです!!「私では早すぎるのではないか、役不足ではないか」って書いた部分があるんですけれど。
担当の方からメール来て、「役不足」というのは、「自分の実力と比べて、役職の
ほうが軽すぎる」というのが本来の意味らしく、だからちょっと意味がちがうみたいなので「力不足」に直しますか?って教えていただいて。
うわぁー、もう恥ずかしすぎる、日本語危うくてすみません。これ、月刊誌に乗る時は正しい日本語のほうに直されているので幸い誰にも気づかれないわけですが…、やっぱり受賞コメントも正しく書けないような石田でいいのか?っていう、最初の問いに戻りますよね?

 授賞式本番には受賞者各自25分のスピーチあるんですけれど…、受章コメントから躓いたので、もはや1カ月前からお腹痛くなってきました。
たぶん何もかっこいいことは言えないというか、背伸びしても仕方がないので…、もう開き直って、このままで行きます。ただ、言葉幼くても日本語の使い方間違ってても、とにかく日頃応援して支えてくださってる皆さんに本当に感謝しているってこと、それだけまっすぐに伝えること目指します。

 「お前さえおらんかったら」とか、「どうせろくな就職先ないんやから高い金使って大学行って何になる」とか、「世の中お前が思ってる以上に障害者って邪魔なんや」と親に言われた高校3年から、もうすぐ9年になります。
タイムマシーンがあったら、私は9年前の自分に教えてあげたい。ちゃんと奨学金もらえて大学にも大学院にも行けること、ちゃんと就職できてるよ、そして今後9年で、支えてくださる方々は増えるから、9年たつころには何百人っていう方に応援していただきながら、授賞式の場に立てるからって。
この気持ち、1カ月後のスピーチまでに、何かもっとうまくまとまった言葉で、言い表せるようになるといいのですが…。
posted by Yukari at 23:35| Comment(2) | 日記