2015年11月12日

愛されてるこんなフィリピン人たちが好き

11月12日:
 どうでもいいんですけど、私来週誕生日って知ってます?だからどうした…ですけどね。何やら一部のメディアやホームページに私の年齢が26歳って書かれてるんですけれど、私が本当に26歳になるのは来週です。

 今日は、職場のフィリピン人スタッフたちの話しをしましょう。私は、以下に書くようなフィリピン人たちののりが大好きなんですけれど。

 ある日の勤務時間後。「お先に失礼します」と言って、オフィスを出ようとした時に、「帰るとこですか?」と私より2歳ほど年下のフィリピン人の女性スタッフが声かけてくれて。
「うん、今から帰る」「私もちょうど出るんで、途中までいっしょに帰りましょう」と、彼女といっしょにオフィスを出ました。まあ方向が一緒なのは徒歩2分くらいなんですけれど。なぜだか、来週末が私の誕生日だっていう話しになったんですね。
「何か予定あるんですか?」って聞かれて、「そこまで決まってないけれど、●●が
ちょうどマニラに帰ってくるから、ご飯でも食べようかな」と、共通の知り合いの名前を挙げたら、「私もジョインしたいです」と。
もちろんもちろん、ウェルカムですよ。たぶん数人で集まってランチします。で、そのフィリピン人スタッフが、何か私が名前を聞いたことのないデザートを言って、「それ食べたことありますか?」って聞かれて。
「え、ぜんぜん聞いたこと無い、それっておいしいの?」「すごいおいしいです、お勧めです」「どこに行ったら食べられるの?」「お誕生日の時に、私が作って持って行きますよ」…、まじか!!
このスタッフ、普段は大人しくてあまり目立たなくて、仕事以外で自分から人に話しかけてるイメージがあまりない人なので、ここまで積極的に声かけてもらえて、誕生日に一緒にランチしたいって言ってもらえて、嬉しかったです。

 そして今日。私は誕生日の翌日から、1週間ほど、2年前の台風30号被災地であるレイテ島へ調査に行くんです。それで、マニラからレイテの飛行機を予約しなきゃいけないわけなんですけれど。
総務のスタッフがチケットを買いに行ってくれて分かったまさかの事実。いわゆる、全盲である視覚障害者の単独搭乗はお断り、利用者が全盲だって伝えたら、チケットを売ってもらえなかったそうなのです。
飛行機の視覚障害者搭乗拒否は、ときどき問題になりますけどね。けっきょく、1番安いところや、その次で予定していたところなどはチケットを売ってもらえず、国内線で私が単独で利用できる航空会社は一つしか選択肢がないというのが現状でした。
 同僚であるフィリピン人スタッフとしては、私が単独で通勤してたりするのを知ってるので、思わずびっくりして、「え、だってその人、日本から一人で飛行機でフィリピンに来たんですよ。なのになんで国内線がだめなんですか」とか言ったらしいですが、まあ相手にしてもらえなかったようです。
 これだけだと、差別だとか権利だとかっていう、何課心がザワザワする感じの空気に行ってしまいそうなのが私たちですが…、この後、総務のフィリピン人スタッフたちはこうなります!

 一人が生き生きと嬉しそうに、「よし分かった、じゃあ僕が由香理といっしょにレイテに行くよ。レイテに送り届けたら戻ってきて、また1週間後にレイテまで迎えに行くよ」
私が、「えぇー、なんでいちいちマニラに帰っちゃうんですか、1週間一緒にレイテで過ごしましょうよ」と言うと、
「いやいや、空港の対応に興味が有るんだよ。視覚障碍者を単独では飛行機に乗せないという差別が本当に存在するのかどうか、ぜひぜひこの目で確かめないとねぇ」ととっても嬉しそう!!
さらに、「いやいや、男性なんかに由香理のガイドは任せられないですよ、それだったら私が行きます」と別のスタッフ。あなたレイテをバカンスだと思ってるでしょ。
「いえいえ、やっぱり由香理さんに年が近い私が1番です。私が一緒にレイテに行きます」とか言って、誰が私と一緒に、チケット売ってもらえなかった航空会社の飛行機に乗ってレイテに行くかで、なぜか付き添いポジションの取りあいが始まるっていう。
じゃあ、もう私と総務のスタッフ5人とみんな一緒に行こうか、そうすれば一人は車を持ってるから、タクシー使わなくても空港まで自家用車で行けるね…って、何の話しなんだいったい、気分は障害者差別見学の遠足です!

 もちろん、現実は唯一単独搭乗が許される航空会社のフライトで一人で行くわけなんですけれど、こうやって何だか気分の悪い理不尽な断り方をされた後でも、それを温かい笑いに変えるフィリピン人たちです。
posted by Yukari at 23:53| Comment(0) | 日記