2015年10月20日

マヨネーズ作り

10月20日:

 フィリピンをようやく出て行った台風24号ですけれど、やはりルソン島北部のほうには甚大な被害を及ぼしたようですね。バギオと言って、大統領の夏の別荘になる、北部の山のほうの涼しい地域があるんですけれど。
首都圏のほうから繋がる高速道路も一般の道路も全部この台風で遮断されたらしく、現在バギオは世の中から孤立した地帯となったようです。他人事じゃないですよ、3週間前までインターンとして働いてた私の友だちは、現在そこバギオにいますから。
まあ、とにかく彼女とは連絡が取れているので、無事なことは分かっているんですけれど、ここ3日間ほどほとんど停電だそうです。
 今日の朝食時、うちのホストファザーとホストマザーが話していたのは、「大統領は喜ぶだろうねぇ。バギオに繋がる道路を直しますって言えば、間違いなく国民の賛同を得られるだろうから」と。
フィリピンでは、来年の5月が大統領や副大統領の選挙で、現在立候補者が明らかになってきている時期なんです。だから立候補者はそれぞれ、自分が大統領になったら何を成し遂げるかをアピールしてます。まあ、絶対いるでしょうね、このバギオに繋がる道路を直しますって言う人。
ってか、うちのホストファミリーいわく、政治家たちは、あえて3年くらいで壊れるような道路を作ってるらしいです。それで、自分の任期中に道路が台風や洪水で遮断されたのを復活させれば、国民の英雄ですから。
あえて3年くらいで壊れる道路を作るために、人件費含めて莫大なお金を使う…、そのお金あったら、障害児教育の促進プロジェクトにほんのちょっとでいいから分けてください。間違いなく、彼らより有効に使うから。

 私はフィリピン人じゃないので投票できませんが、来年、副大統領に立候補する人の中には、かなり応援したい人がいます。その人が副大統領になったら、フィリピンの障害者の生活変わるんです、きっと。
今から3年前に、飛行機事故で亡くなった政治家がいるんですけれど。フィリピンの政治家って汚職があたりまえの世界で、彼だけはみんなが認める、本当にいい人だったんですね。本当に誠実な人が事故で亡くなったから、飛行機事故は嘘なんじゃないか、暗殺されたんじゃないかっていう噂が今でも言われています。
彼がいい人っていうことまでは国民の誰もが知っていますが、彼のお父さんが全盲だったこと、そして彼の兄弟に3人も視覚障害者がいることは、たぶん視覚障害者の世界でしか知られていません。政治に詳しいうちのホストファミリーは少なくとも、彼の家族に障害者がいることを知りませんでした。
で、今度副大統領に立候補すると言われているのが、亡くなったその人の奥さんなんです。もちろん、障害者たちと血のつながりがあるわけではないですが、でも義理のお父さんが全盲、義理のお兄さんとお姉さんも全盲、義理の妹が弱視ですよ。
少なくとも、1度はそのような障害者たちを直接見たことが有る、少なくとも1度以上直接会話したことがあるであろう人です。そのような人が国を動かす立場に出て来てくれるのは、私たち障害者としてはかなり期待です。
ご主人のことがあるので、とにかく彼女の身の安全を祈りたいですね。

 さてさて、ちょっと2週間以上前の話しにまた戻ってもいいですか?10月4日(日曜日)のお話です。
うちの家は、ホストマザーが日本人なこともあり、ふりかけやマヨネーズなど日本から買ってきた調味料があります。また、近くの韓国食材のお店で、日本のとはちょっと味が違いますが、豆腐やワカメや日本マイに近いお米も買います。
でもこの日、ついに日本から持って来てたマヨネーズがなくなったんです。フィリピンにも、マヨネーズと呼ばれるものは売っているのですが、こっちのマヨネーズってなぜか甘いんです!
いや、それはそれで悪くはないんですけれど、野菜とは合わないと言うか、レタスに甘いマヨネーズはちょっと…みたいな。フィリピン人のお手伝いさんでさえ、フィリピンのマヨネーズは味がちょっと…って言ってたり。
それでけっきょく、日曜日の夜だし、じゃあマヨネーズを作ろうよってことになったんです!

 有色後、私とホストマザーはのんびり散歩に出かけます、近くのショッピングモールまで。卵とお酢とマスタードと…などなど必要な物を買い揃え。
 夜8時過ぎ、台所に立つ女3人。フィリピン人のお手伝いさん、ホストマザー、そして私。マヨネーズ造りは泡立て器で15分くらいかき混ぜる必要があるので、3人でかわるがわるかき混ぜてかき混ぜて。
できたぁ、マヨネーズ!何だか、こういうのどかな時間の流れが、ああ日曜日って感じ。
 翌朝は、作りたてマヨネーズをフレッシュな野菜たちに乗せたサラダでした。
posted by Yukari at 23:58| Comment(0) | 日記