2015年10月02日

式典参加の前後ではハプニング!(後半)

9月28日:
※前の記事の続きです。

 朝食を終えて、いよいよメイクをし、スーツのジャケットも身に付けます。いや、朝ごはんなんて、緊張でもはやほとんど食べられませんでしたけど。作って下さった調理員の皆さんごめんなさい。
職員の皆さんもバタバタしているくらいなので、主催者である理事長は本当にお忙しくしていらっしゃいます。私自身、昨日の夕方からここに来て、理事長にはまったくお会いすることができていませんでした。
式典開始3時間ほど前の、そんなお忙しい状況にも関わらず、私が朝食を食べているその部屋に、理事長が3分ほど立ち寄ってくださって。「今日はよろしくお願しますね」と声をかけてくださった、私にまで時間を取ってくださったその優しさに感動すると同時に、自分に課せられた責任の重さを実感しました。

それにしても、飛行機に荷物が積み忘れられて、式典にスーツが間に合わないかも知れない状況になるとか、さらには式典の日の朝にリュックが裂けるとか…、何かもう私、呪われてるんじゃないかな、神様が式典に出るなって言ってるんじゃないかなって。
私は本当に式典に出ていいんだろうか、これで私が参加したら、式典の時に何かが起きるんじゃないかって不安になってました。
今まで、現行など持たずにアドリブでスピーチをして、何だかんだ切り抜けてきた私。今回も、けっきょく時間がなくてスピーチの内容を事前に書きだしてみることなどできず、話す内容を考えたのは前日の夜と、当日の朝食の後なんです。
練習なんてしていない、前日の夕方に行ったのは、皇族の方ご臨席の際のお辞儀の順番や、スピーチを終えた後のステージからの下り方(両殿下に絶対に背中を向けてはだめ)、それらの動きの確認だけで、スピーチは完全にぶっつけ本番です。
何より、今回の主催者である理事長が、私のスピーチの内容を事前に何も確認しようとはなさっていなくて。「奨学金に力をいただいて: ICU・サセックス大学に学ぶ」というトピックだけは指定されていたのですが、その他は全て私に任せてくださっていました。

立場ある方々が集まる式典で、撮影など記録にも残る場で、1時間の式典の後ろ20分という、3分の1もの時間が私に与えられていました。私がもし何か失敗したら、式典全てが台無しになってしまう、理事長が60年積み上げてきた、参加者の皆さんからの信頼が。
そんな場なのに、そんな役目なのに、事前に原稿をチェックすることも、注文を付けることもなく、私にスピーチを任せてくださっている…、その理事長からの信頼が、今の私には重すぎる。
 これまでにも、講演をしたことは何度もあります、600人以上のもっと大きな会場で話したこともありますし、面接やテレビ撮影などを重ねて、最近ではあまり緊張もしなくなって、どんどん図々しくなっていくと思ってました。
でもそんな私も、まだこれだけ緊張することがあったんだ、まだ緊張感ってものを覚えてたんだ…、いやもう普通じゃないです。それはけっして、初めて皇族の方ご臨席の場でスピーチの機会をいただくから…ではなくて、そのような貴重な場でのスピーチの内容を完全に任されている、その信頼に答えられなかったらどうしようという緊張感。

前日の夕方、ステージへの上がり降りの動きなどを確認した時、ステージが思ってた以上に小さいことを知りました。それってつまり、スピーチの時に私が円台の前に立って、もしそこから左手を思いっきり伸ばせば、両殿下が座っていらっしゃるテーブルに手が届く距離なんです。その距離の近さを知った時、最初の緊張が走りました。
それが前日の夕方、そこからずっと続く緊張感、ほとんど寝られてない昨夜、ほとんど食べてない朝ごはん。式典開始の1時間前には会場に入るので、部屋を出るまであと1時間、メイクをする手が…、何だか固まっててうまく動かない。
講演はなんとなく切り抜ける、アドリブで大丈夫、今まではそうでした。でもそうやって調子に乗ってる人には、いつか罰が当たる、それは今日かも知れない。今日こそ、ついに私が言葉を思い出せない日が来るかも知れない、内容がまったくまとまらなくなる日が来るかも知れない。
貴重な場になんて出なくていいから私ここから逃亡したい、朝からお腹も痛いですし、会場に入って席に着いた時にはもはや頭まで痛いです。思ってた以上にメンタル弱かった。今度こそプレッシャーに本当に負けそうになってました。
posted by Yukari at 10:11| Comment(0) | 日記

式典参加の前後ではハプニング!(前半)

9月28日:

皆さんお久しぶりです、日本帰国を終え、フィリピンに戻ってきました。とっても疲れてます、日本での予定が思った以上にハードで、いや日本に行く前から続いてる寝不足がいまだに解消できず。
そしてフィリピンに戻ってきて、翌日普通に朝8時から仕事でしたね、昨日は。今日ももちろん、今これを書き終えたら、出勤です。
 いろんな詳細はまた土日にでもゆっくりアップしていくとして、一つお知らせをしましょう。このブログに書いていいのかなぁと思ってたら、そもそもメディアに採りあげられていて、私がその場にいたことはインターネット上で見られるみたいなので書きます。

 9月28日は、私が大学時代に貸与の奨学金をいただいていた、聖明福祉協会の創立60周年式典に参加していました。私が以前から、スピーチの内容を1度紙に書いてみたほうがいいんじゃないか、この式典はさすがに失言があるとまずいと騒いでたあれです!
両殿下をお招きする結果、日程は半年以上前から決まっていて、私がここでスピーチをすることは2月くらいから頼まれていました、そう、ICANに応募書類など出す前で、フィリピンで働くことなど誰も予想してないころから、この日の約束はあったんです。
一昨日、フィリピンに帰ってきてから、メールを受け取って、この日の式典の様子や私のスピーチの内容含め、28日のNHKニュースで採りあげられていたことを知りました。以下にそのNHKニュースのリンクを張ってみますので、よろしければご覧ください。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150928/k10010250521000.html

 さて私はここで、その式典前後に私に起きていた様々なハプニングの話しのほうにフォーカスしたいです!
まずですね、26日に日本へ帰国した時、まさかの「マニラでチェックインした荷物が飛行機に積み忘れられた事件」が起きてたんですよ!つまり、私だけが日本に帰ってきちゃってて、荷物は飛行機に乗ってなかったんです!
これが土曜日の午後で、荷物は次の飛行機に乗って、夜8時半ごろに到着すると言われました。日曜日の朝、宅急便で滞在先に送ると言って下さっているのですが、日曜日の朝に出すと、いくら都内でも到着は月曜日になるかも知れないと言われて。
いや困るんです、私は月曜日には、上記の式典への参加予定があって、届いてない荷物の中に、当日着るスーツもメイク道具も全部入ってるわけなんですよ。月曜日の朝までにスーツが間に合わなかったら、私は式典出られないんです。
 けっきょく、土曜日の夜に滞在させてもらった家の人が、夜の飛行機到着の時間に合わせて、成田空港にまでわざわざ荷物を取りに行ってくださって、その方のおかげで、無事土曜日の夜中には荷物を手にしました。
土曜日の夕方6時ごろから日曜日の朝9時までだけ、本当に寝るためだけに置いていただいたようなものなのに、その短時間の間にこれだけの大迷惑をかける私。
そして、青梅の聖明福祉協会のほうでも、職員の方が、もし荷物が間に合わなかったらどうしよう、式典の時私にスーツがなかったら、何を着せようと心配してくださっていたのでした。

 まだ続きます。日曜日の夜に、式典の会場となる青梅に移動してそこに宿泊していたのですが。
朝起きて、自分の荷物が入っているリュックサックのところに行ったら。私たしか昨夜、全てをリュックに入れて寝たはずなのに、床の上に三つほど物が出てるんですよ。私は一人部屋だったので誰も入ってはきていません。
おかしいなぁと思いながらも、荷物を片づけて、シャワー浴びる用意をしてて。内ポケットに手を入れて、物を出そうとした時、内ポケットからなぜか、部屋の床を触ることができたんです!
え?どういうこと?しばらく状況が分からず、まだ気のせいだと思って、シャワー浴びる用意を続けるのですが、リュックの下からまた出てくる荷物!
…そうなんです、リュックの底が裂けていたんです!いやありえないでしょ、こんなの一生に1度も起きないですよ、旅行中に、朝起きたら全ての荷物が入っているリュックの、底が裂けてましただなんて!
 これは大問題です、何しろ式典が終わった後は、青梅をあとにして、都心のほうに帰る予定にしていました。リュックの底が裂けている今、式典の後、ここからどうやって荷物を持って帰るか、都心で新しいリュックを買うまでにどうやって荷物を運ぶかを考えなければいけないんです。

 でも私の頭の中は、今から4時間後くらいに始まる式典、そこで自分が20分スピーチをするというその緊張感でいっぱいです。式典が終わった後にどうやって荷物を持って帰るかなんて、今考えてる余裕なんてない。
とにかくシャワーを浴び、スーツのスカートとYシャツまで身に着けて、朝食に向かいます。朝食に迎えに来てくださった職員に、一応、リュックサックが裂けたこと、だから式典の後、どうやって荷物を持って帰るかを考えなければいけないことを伝えました。
もちろん、職員だって、式典の前に私のリュックの心配してるどころではないのです。今日は200人近いお客さんがここにいらっしゃいますし、皇族の方をお迎えする前の会場は、職員の皆さん準備で走り回ってますから。
※後半の記事に続きます。
posted by Yukari at 10:04| Comment(0) | 日記