2015年10月19日

台風の目と芽生!!

10月18日:
 まあ、何だかんだ台風は、私たちが住んでる辺りはそうたいしたことなかったパターンです。窓に雨が叩きつけてた程度で、うちのホストマザーとホストファザーは車で買い物に行ってたくらいでした。さすがに、普通の人はあまり外には出たくない外だったんですけれど。
ってか、日曜日から火曜日くらいにかけて停滞するって言われてて、私は絶対、月曜日はお仕事休みだって、勝手に3連休のつもりでいたら…。何か夕方には雨やんでるじゃないか、しかも政府は普通に明日あるらしく、休みというニュースは出ない!
ちなみにこれを書いてる夜中現在、再びけっこうな雨が降ってきたんですけれど、これまだ台風ですかね?明日休み…じゃないのかなぁ(笑)、お願いだから雨が降らないか台風かのどっちかにしてください、大雨は出勤が大変なだけだから。

 さて、すっごくどうでもいいこと書いてもいいですか?私が25年間勘違いしてたことが、今日分かったんです。
 今日の朝ご飯のテーブルにて。ホストファザーが、「ケソン市に上陸してるのは、台風のしっぽに過ぎないよ」と言ったんですね。まあ、フィリピン人なので実際は英語なんですけれど。
日本ではあまり、台風のしっぽという言い方はしないと思うので、「どういう意味ですか?」と聞き返した私。
「台風のアイ(目)はここから600キロくらい離れたところにある」と彼は答えます。そう、台風の中心地は遥か遠く、フィリピン北東部にあって、600キロ離れたケソン市にまでしっかり台風を巻き起こしてるって、今回のがどれだけ大型だったかを物語ってますね。

 いやそんなことはどうでもいい、日本語の「たいふうのめ」って、目玉の目だったんですね?英語でアイって言われて初めて知りました。目が中心部で、端っこがしっぽだったのか。
いやー、私はずっと、「台風の芽生」だと思ってたんですよ。悪いことの可能性などを取り除くことを、芽を摘むって言うじゃないですか。
被害の可能性がある、大きくなってく台風の中心地だから、芽生だと思ってたんです、日本語だから自分の勘違いに気づかなかったんです。
ってか、目玉が体の中心だと思ってないところが、いかにも盲人らしい勘違いですよね(笑)
 すっごいどうでもいいですけれど、私にとっては新発見でした。
posted by Yukari at 01:17| Comment(0) | 日記

2015年10月17日

10月25日フィリピンの視覚障害者たちテレビ放映のお知らせ

10月17日:
 現在私たちが滞在しているフィリピンのルソン地域に、大型台風接近中です!日本名だと台風24号と呼ばれるものが、今度こそ私たちが住んでる地域にそれなりに近いとこに向かってきてますね。
基本的に台風ってみんなフィリピンの下で発生するので、週に1回くらいのレベルで台風はフィリピンのどこかを通ってたりかすめてたりして、ちょっとした台風なら天気予報どまりでニュースにさえならないんですけれど。
そして台風はよく、フィリピンの南の方をまだ低気圧のころに通って、そこから海を散歩した後、もう1回フィリピンの北部のほうに上陸してからどこかの国へと旅立ちます。
台風がよく上陸する北部の地域は、私たちが住んでるところからは車で8時間くらい離れてるので、東京から大阪くらいの距離があるため、たいていこっちは雨だけです。
でも今回は、もうちょっと南のほうを通りたくなったみたいです。そしてどうやら、規模がやたら大きいアンド進むのが遅い。昨日の朝のマップでは、まさに私たちがいるケソン市に上陸することになっていて!!
ルートはちょっと変わって、直撃はしないんですけれど、でもなかなか近いところにやってきます、明日から明後日にかけて。日本の政府機関などから、フィリピン関連団体に送信されてくる注意喚起のメール。
フィリピン渡航を控えてください、フィリピンにすでに駐在している人は外出しないでください…みたいな。普段はそんなメールなんて来ないので、今までとはレベルが違うことを意味してます。
現在はまだ雨がよく降るなぁというレベルなんですけれど、確かに朝からお昼へとどんどん強くなってます。これはたぶん、明日明後日は、イヤホンしないとパソコンの読み上げの音声が聞こえないレベルになりますね、というか、ついにこの辺りもインターネットが繋がらないとか停電とか起きるかも知れないです。
 私たちは、いわゆる土地代がちょっと高い、したがって安全な場所に住んでるので、洪水で家が流されるとかそんなことは、まあ起きない地域なんですけれど。でも電柱が風あるいは雷にやられてしばらく停電とかはやっぱり年に1度くらい起きます。

 そんなこんなで、明日明後日はインターネットが使えなくなるかも知れないので、台風が来る前に以下のお知らせをブログにアップしなきゃって思って、あわててサイトを開いたしだいです。

10月25日(日曜日)の16時から17時15分、テレビ東京を見ていただけませんか?テレビ東京系全国6ネットとなっているので、チャンネルは分かりませんが地方にお住まいの方もだいたいご覧いただけると思います。
「林修の世界を開く: 僕らの1歩」という番組で、外務省主催のODA広報番組なんですけれど。ここのVTRの一つで、外務省インターンとしてフィリピンで視覚障害児教育促進活動を行う私も映ります。
撮影したのはもう2カ月も前の過去ですが。8月頭くらいにここで、私が大きなお仕事が2日間にわたってあると言っていたのは、これの撮影です。まだ入社1カ月半、修論のデータが消えて10日くらいの時の私ですね。
私はどうでもよくて、それより、その時映る、フィリピンの視覚障害者たちを見てください。彼らの姿はほとんど映像でしか流れなくて、私たち視覚障害者が番組内でその存在を確認するのは難しいですけれど。
失明した時にご主人に逃げられて、現在マッサージを学んで就職を目指すことで、残された二人の子どもを自分が育てるんだと言ってる女性。それまで仕事人間だった一家の大黒柱が全盲になったら、子どもたちに捨てられたお父さん。
テレビでは、そんな彼らの話しはカットされちゃいましたけど、そんなバックグラウンドがありながらも、自分を見捨てずに残ってくれた数少ない人たちに恩返しがしたい、マッサージを学んで社会に出て自分がその人たちを養っていくんだと果てしなく前向きな彼らを見てほしいです。
posted by Yukari at 14:58| Comment(2) | 日記

2015年10月15日

花に足を止める大切さ

9月29日から10月3日:
 ついに、2週間以上前の話しを順序立てて追いかけるのめんどくさくなってきて、この記事に色々ひっくるめましょう。
 広島での3件講演が終わって、もう睡眠不足と最近のハードスケジュールに疲労困憊ですよ。空港に向かう車の中、人としゃべってても寝総、意識飛びそう。
飛行機乗って離陸前から当然熟睡、ホテル帰ったら、ご飯もお風呂もいらないから寝たいってそれだけ願います。
まあ実際は、ちゃんと夕食は食べてますし、身支度や翌朝の出国準備をしてから寝てるんですけれど。成田に帰ってきたのが9時ごろ、ホテル着いたのが10時過ぎ、寝たのが0時過ぎ。
で、翌朝6時には起きて、7時にはホテルで手成田向かって、そこから出国のフィリピン渡航ですからね。そろそろ死んじゃう、体力の限界を通り超えた後、人間ってどこまでもつんでしょ?
付け加えるならば、フィリピンに戻って、家に帰り着いたのが夕方5時ごろなんですけれど。翌日は、朝8時から仕事でしたから私。今考えると、よく生きてた。しかも夜にブログ更新とかしてましたからね。

 私がフィリピンに戻ってきて翌週、1番仲が良かった同い年のインターンの女の子が、契約期間が終了してICANを去って行きました。私にとっては大ダメージですよ、週末にいっしょに買い物行ったり、カフェで3時間以上しゃべったり、何でも言い合える友達が一人減ったわけですから。
その子がマニラを離れる最終日、10月3日の土曜日だったんですけれど、私が最初の1カ月くらしていたスタッフハウスみたいなところで、そこの住人と私でランチしたんです。
フィリピン人の面倒見のいいとにかくニコニコおしゃべり大好きの世話好きおばちゃんであるお手伝いさんと、私とその子と、職場の先輩であるみんなのお母さん的存在の日本人女性との4人でした。
みんなでごちそう食べて、いっぱいしゃべって、いっぱい笑って、悩みや不満や進路の話しして…、何だかゆっくり流れる時間、まるで日曜日みたいに、何だかのどかな時間。
 でもその時気づいたんです、こののどかな雰囲気を作り出してるのは、フィリピン人のお手伝いさんだってことに。このスタッフハウスに住んでる住人以外に、ICANで働いてる若い男性陣たちが、事前に何も言わずに、突然食べ物をねだりにやってくることがあります!!
ハードスケジュールに疲れ果ててここに舞い込むスタッフたちがいます、精神的にいっぱいいっぱいになって、ここで癒されて帰って行くスタッフたちがいます。
どんな人が来ても、ニコニコ出迎えてお腹いっぱい食べ物ふるまって、寝たければソファーで寝てなさい、しゃべりたければしゃべりなさい、そっとしておいてほしければかまわないから…、そうやって全てを包み込んでみんなを癒してるこのお手伝いさんの包容力。
それこそ私が好きなフィリピンの心の広さであり、フィリピンのホスピタリティなんですけれど、彼女はまさに典型的なフィリピン人です。そういえば、ここに来て最初の1カ月、精神的に元気と幸せが有り余ってた、修論書きながらでも心に余裕あった、それはきっと、彼女と一つ屋根の下で暮らしてたおかげなんです。
 このスタッフハウスに暮らしてる先輩は、職場でみんなの癒しであり安らぎを担当してくれている人なんですけれど、彼女の心の余裕は、このお手伝いさんといっしょに暮らしてるからじゃないかと。家に帰れば、その日あった嫌なことや疲れを全部空っぽにできるからじゃないかと。

 食事をのんびり終えて、みんなでアイスクリーム食べたり、さんざんしゃべって、けっきょくお昼ご飯の後午後4時半くらいまで食卓を囲んでました。時間に追われてない、この大事なひと時。
 その後、私と先輩は、のんびり近くのスーパーに買い物に出かけたんです。その人と、このスタッフハウスか職場以外で会うのは初めてでした。
スーパーへと歩く片道10分弱、ここにマンゴーの木があってねとか、道じゃなくて公園の中を通り抜けて行く先輩。途中で先輩に電話かかってきて、フィリピン在住の日本人女性から、紺や、ロミオとジュリエットのバレーがあるけれど、見に来ないかというお誘い。
スーパーも、いつもは買いたい物決めて、それだけ買いに行く、あくまでほしい物を手に入れるためだけに買い物に行っていたここ4カ月。先輩といっしょに、のんびり見て歩いた店内。
フィリピンにも、垢すりのヘチマみたいなの売ってるんだとか、イギリスに売ってたドリトスというスナックが輸入品で並んでたり、マシュマロが入ったインスタントココアなんてあるんだ、この石鹸いい香り、…楽しい、何か分からないけど楽しい。

 帰り道、「イランイランって知ってる?」と聞く先輩。「香水とかに使われる木ですよね?」と言うと、「そうそう、ここにね、イランイランの木があって、今ちょうど花が咲いてるんだけど…」
いつも通る道、花なんかに足を止める余裕がなかった4カ月。木の下に近づいてみる、いい香り。
 皆さん、灰色の男たちが時間泥棒にやってくる、「モモ」の話しをご存知でしょうか?私、あれを思い出さずにはいられなかったんです。最近私は、私たちは、時間泥棒にやられてた。
効率的に時間を使わなきゃ、雑談は無駄じゃないか、花なんて時間とお金の無駄だ、時間もお金も…そして優しさまで節約した…。
日本で学んだ「人を大事にすること」、それを本当の意味で理解させてくれたのは、この先輩なんです、彼女がイランイランの花の下で足を止めた時なんです。
posted by Yukari at 23:55| Comment(0) | 日記